過失がない時こそ弁護士は雇うべき!?

以前に私は交通事故の際は弁護士を雇うべきだというお話をしましたが、

その続きを喋ろうかと思います。

以前のお話はこちら


今回はもし過失割合がなかった場合(こちらが完全に被害者)のお話

本来だと被害者側の保険会社と加害者側の保険会社が事故のやり取りを行うのですが、もしこちらの過失が全くない場合、少しややこしくなります。

仮にあなたが事故を起こし過失がない場合、なんとあなたの保険会社は相手に対して交渉などを行うことができないのです(示談代行ができない)。

つまり極端に言えばすべてをあなたご自身が行う必要があります

たとえ初めてであろうが、未成年であろうが(もちろん親御さんが変わって交渉するというのもありますがあなたの親が保険のプロではない以上、混乱することは多々あるかと思います)被害者であるあなた自身がやるしかないのです。

なぜすべてを行わなければならないのか?

これには「非弁行為」というものがあり弁護士法72条によって「弁護士でないものが報酬を得る目的で弁護士にのみ認められている行為が禁じられる」ためです。

そして保険会社が示談代行を行うことができるのは「過失がある場合のみ認められているのです。

この法律、かなり厄介だと思います。

後方からの追突を受けたり、相手に轢かれたり過失割合が0場合、その後の交渉はあなた自身がしなければなりません。

交通事故は受け手側になると思った以上に心身ともに苦痛が強いられます。

体も治さなければならないし、中には仕事にもいかなければならない。さらには相手の保険会社とも交渉しなければならないと、とてもじゃないですが一人で全てをこなすのは正直しんどいものです。

 

なので交渉はその道のプロである弁護士に任せてあなた自身は心身のケアに集中するのが一番だと思います。

 

今回このような話をさせていただいたのは、実際に過失0の患者様がおり、保険会社とのやり取りごとに不安をおっしゃられていたのでお話させていただきました。

交通事故なんて弁護士を雇うほどの事でもないと思われる方もいるかと思いますが、いざその立場に立たれた方は、保険会社とのやり取りに追われている方も多く、中にはまだ痛みがあるけど保険を打ち切られたという方もおられましたので私としても弁護士を雇い、安心して治療に集中していただければと思います。